《探訪》


劇場探訪 5月9日(火) 茨城県小美玉市 みの~れ文化センター見学!

よく晴れた日、かねてよりコムケアの佐藤修さんよりご紹介いただいた小美 玉市の「みの~れ文化センター」を見学に行った。ここは、市民主導で行政が バックアップし、企画の段階から7年かけて創ったというアートセンターだ。 美しい閑静な森の中に建つ文化センターは、20年たった今も森の静けさとは 裏腹に市民の盛んな活動でイキイキと輝いていた。どのような運営をおこなっ ているか、資金繰りや建つまでの苦労話をお聞きし、舞台や倉庫、ホワイエな ど案内してもらった。市民との対話を大事にしながら、若い行政の方たちが市 民の活動を支えていこうと文化センターのよりよいあり方を模索し続けている 。 すべては豊かな地域を次世代へつないでいこうという市民と行政の共有する 意志の力。なんとも素晴らしい!! 私たちが目指すアートスペースとは規模 も方向性も違いがあるものの、次世代へつなぐ思いは同じ、みの~れ文化セン ターの成り立ちや運営は理想に近く、とても参考になるものでした


利賀芸術祭 「シアター・オリンピックス」(2019年) 

利賀芸術村は、1976年に世界的に活躍する演出家・鈴木忠志氏が率いる劇団 SCOT(Suzuki Company of Toga)が本拠地を東京から利賀村に移し、合唱造りの 民家を劇場に改造して演劇活動を開始。1982年には野外劇場を新設し日

本で初めての世界 演劇祭「利賀フェスティバル」を開催。現在で6つの劇場、稽古場、合宿所が建てられ世 界に類を見ない舞台芸術施設群となっています。


「城崎温泉」がアートになる!

 

「温泉は良く澄んで湯治によく、周囲の山々は緑で美しい。おいしい日本海の魚を毎日食膳に出し、客を楽しませてくれる。人の心は温かく、木造りの建物とよく調和している」 (志賀直哉)

 

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兵庫県豊岡市城崎町、この豊岡市は鞄づくりで有名、国内の70%の鞄がこの豊岡で作られている。また城崎町は温泉街で有名である。

広くてゆったり流れる円山川、その川に流れ込む大谿川に沿ってレトロな懐かしい昔の木造りや白壁の低い建物が多く点在し、何かすっきりとした街並み、手厚い人の心が息づく温泉地である。

兵庫県豊岡市城崎町、この豊岡市は鞄づくりで有名、国内の70%の鞄がこの豊岡で作られている。また城崎町は温泉街で有名である。この城崎町に、アーティスト・イン・レジデンス(各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながら作品制作を行わせる)施設の城崎国際アートセンターがある。このアートセンターの芸術監督が平田オリザさん。


《情報+研究》

~近畿最古の芝居小屋  出石「永楽館」 見学!!~

出石は城崎の隣の駅、江原からバスで30分位のところにある町。

 

永楽館は、明治34年に開館し、歌舞伎をはじめ新派劇や寄席などが上演され、但馬の文化の中心として大変栄えた。テレビや娯楽の普及により昭和39年に閉館、時は流れ、その後20年にわたる復元に向けての活動により、2008年(H・20)に大改修され、44年の時を経てよみがえる。現在は、歌舞伎をはじめ、落語から町内会のお祭りなどの宴会まで、開かれた地域民の場所として使われている。回り舞台、奈落、花道など貴重な劇場機構がそのまま残されており、現在も使われている。レトロの看板や落書きなども閉館時のまま残されている。